HACCP対応の厨房機器管理記録の作り方と保管義務【飲食店向け実務ガイド】

2021年6月から飲食店等すべての食品関係事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務付けられました。厨房機器の管理記録作成と保管の実務を解説します。

HACCPにおける厨房機器管理の重要性

厨房機器(食洗機・冷蔵庫・フライヤー等)の温度管理・清掃記録は、食品の安全性を証明するHACCPの重要な記録です。記録がない場合は監査・検査で指摘を受けます。

機器別の管理記録項目

業務用食洗機

  • 洗浄温度(60〜65℃)の確認記録
  • 最終すすぎ温度(80℃以上)の確認記録
  • 清掃実施記録(フィルター清掃・ノズル清掃)
  • デスケーリング実施記録

業務用冷蔵庫・冷凍庫

  • 庫内温度の日次記録(冷蔵:10℃以下、冷凍:-15℃以下)
  • 異常温度発生時の記録と対応内容
  • 定期清掃の実施記録

フライヤー・加熱機器

  • 調理油温の記録(設定値との差の確認)
  • 油交換記録
  • 機器清掃記録

記録の保管期間と方法

  • 保管期間:法律上の定めはないが、一般的には1〜2年間
  • 保管方法:紙記録またはデジタル(クラウド保存推奨)
  • フロン点検記録は3年間保管(フロン排出抑制法)

無料で使えるHACCP記録ツール

厚生労働省・農林水産省が提供するHACCP導入のための様式テンプレートを活用してください。また、IoT温度センサーと組み合わせることで自動記録が可能になります。

機器のトラブル情報はFixHubで設備カテゴリ別に確認できます。