デスケーリング(除石灰)はスチームコンベクションオーブンで最も重要な定期メンテナンスです。怠ると修理費用が大幅に増加し、機器寿命を著しく短縮します。
デスケーリングが必要な理由
水道水に含まれるカルシウム・マグネシウムがスチーム発生ユニット内で析出し、石灰が詰まります。詰まりが進行するとスチームが出なくなるだけでなく、ボイラー本体の損傷に繋がります。
デスケーリングの頻度目安
- 硬水地域(カルシウム硬度150mg/L以上):月1回
- 標準水質地域:1〜3ヶ月に1回
- 軟水器使用:3〜6ヶ月に1回
- 機器のデスケーリングアラートが点灯したとき:即日実施
デスケーリングの手順
- メーカー指定のデスケーリング剤を準備する
- 庫内を空にして機器を停止する
- 機種のマニュアルに従いデスケーリングモードを開始する(自動プログラムがある機種)
- 手動の場合は洗浄剤を希釈してスチームユニットに投入し、設定時間静置する
- すすぎプログラムを実行して洗剤を完全に除去する
- テスト蒸気を発生させてスチームの正常確認を行う
使用禁止の洗剤
- 塩酸系洗剤:ステンレス腐食の原因
- 強アルカリ系洗剤:シール・パッキン劣化の原因
- 一般用クエン酸(過度な濃度):機器素材を傷める可能性
デスケーリングをサボるとかかるコスト
- 軽度の詰まり(清掃で対応):5,000〜15,000円
- 中程度の詰まり(業者清掃):15,000〜30,000円
- 重度の詰まり(ユニット交換):40,000〜120,000円
スチームエラーが出た場合はスチームが出ない原因一覧を確認してください。