最終更新:2026-05-04
業務用エアコン「水漏れ」の原因:施工不良(ドレン勾配不足)
修理費用
20,000〜60,000円
対応時間
翌日〜3日
発生頻度
発生頻度:低
応急処置
新規設置・移設後すぐに水漏れが発生した場合は施工不良の可能性があります。設置業者に施工保証での対応を求めてください。ドレン配管の勾配が不足していると排水できません。
確認手順
- 1水漏れが設置・移設後すぐに始まったか確認する
- 2ドレンホースが屋外に向かって下り勾配になっているか確認する
- 3ドレンホースが途中で上向きに配管されていないか確認する
- 4施工業者の保証期間内かどうか確認する
専門家コメント
ドレン配管の最低勾配は1/100(1mで1cm下がる)が基準ですが、1/50以上を確保することが推奨されます。設置後すぐに発生した水漏れは施工不良を疑い、他の業者による第三者確認を求めることが権利として認められています。施工写真を工事直後に撮影して保存しておくことが後々の証拠になります。(建築設備施工管理技士監修)
実際の事例
移設工事後に発生したドレン逆勾配による水漏れケース
テナント移転に伴うエアコン移設工事の翌月から水漏れが発生。調査するとドレン配管が天井内で5cmほど上向きになっており、水が溜まって溢れていた。施工業者に施工不良を指摘し、ドレン配管の全面やり直しを無償で実施させた。施工後の確認検査の徹底が必要だった事例。
新規設置後の初夏から水漏れ
設置3ヶ月後の梅雨に室内機から滴水。ドレン配管を確認したところ逆勾配(水が流れない方向)で施工されていた。設置業者に連絡し配管やり直しを無償実施。
テナント改装時の設置で壁内部に浸水
壁内の結露かと思っていたが調査するとドレン接続部が外れていた。ドレン水が壁内部に浸透し石膏ボードが腐食。ドレン接続補修と壁材部分交換が必要になった。
複数台設置で定期的にドレン詰まりが発生
新規施設で4台を1系統に接続。合流部の設計不良で排水能力を超えた逆流が起きていた。配管設計の見直しと独立系統への変更で解消。
よくある質問
Q. 施工不良はどのように証明しますか?
A. ドレンホースの勾配不足は傾斜計で測定可能です(1/50以上の下り勾配が必要)。施工不良の証明には第三者の空調業者による調査書面が有効です。施工業者が対応しない場合は、消費者センターや建設業許可行政庁への相談も検討してください。
Q. 施工保証の期間はどのくらいですか?
A. 一般的な空調工事の施工保証は1〜2年です。ただし施工不良による瑕疵担保責任は民法上2年(知った時から)請求できます。施工直後から水漏れが続いていた場合は、施工不良として業者に無償修繕を求める根拠になります。
Q. 施工不良の場合、修理費用は誰が負担しますか?
A. 設置から1年以内の瑕疵については施工業者の責任です。契約書・保証書を確認の上、設置業者に連絡してください。対応しない場合は施工業者の所属団体(冷凍空調工事業協会など)に相談できます。
Q. ドレン勾配の正しい基準はどのくらいですか?
A. 横引き配管は1/100以上(100cmにつき1cm下がる)の勾配が必要です。これを下回ると水が停滞し逆流・漏れが生じます。施工時に勾配計で確認することが重要です。
Q. 設置直後の水漏れ対応で注意すべきことは?
A. 電気部品への浸水を防ぐため、まず電源を切ってください。その後設置業者に連絡し、状況を写真で記録しておくことをお勧めします。
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