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最終更新:2026-05-06

業務用ショーケース冷えない・温度上昇」の原因:冷媒ガス漏れ

修理費用

30,000100,000

対応時間

翌日〜3日

発生頻度

発生頻度:中

応急処置

冷媒の充填作業は資格が必要です。商品を別の冷蔵設備に移し、業者に依頼してください。自己修理は不可です。

確認手順

  1. 1蒸発器(庫内後壁)に霜が全くついていないか確認
  2. 2コンプレッサーが動いているのに冷えない状態の確認
  3. 3配管接続部の油染みの確認(冷媒漏れのサイン)
  4. 4フロン漏えい点検実施記録の確認
  5. 5業者によるガス圧測定依頼

専門家コメント

冷媒ガス漏れはフロン排出抑制法上の義務にも関わります。業務用ショーケースを管理する事業者は機器台帳の整備と定期点検記録の保管が法律で義務付けられています。漏れを発見した場合は速やかに有資格業者(第一種フロン類充填回収業者)に連絡してください。(冷凍空調技術士 監修)

原因を特定できていない場合

5つの質問に答えるだけで原因候補を絞り込めます

実際の事例

冷媒漏れを放置して食品衛生検査で指摘を受けた事例

惣菜店でショーケースの温度が徐々に上昇したが営業優先で放置。3週間後に保健所の検査で陳列食品の温度管理不備を指摘。冷媒漏れ修理費用55,000円に加え、改善命令の対応・書類作成が必要に。フロン法違反の懸念も発生。

鮮魚店のショーケースで冷媒漏れにより魚介類の鮮度維持ができなくなったケース

「ショーケースが以前ほど冷えない。魚が早く傷む」と相談。確認すると設定3℃に対して庫内は7〜9℃。蛍光剤検査でコンデンサーユニット接続部からの微量漏れを確認。修理と冷媒補充(費用52,000円)で復旧。「1ヶ月前から少し冷えが悪かった」という段階では食品廃棄ロスも少なかったが、発見が遅れると廃棄損失が修理費を超えることもある。毎週の庫内温度確認の習慣化を指導した。

フロン排出抑制法の定期点検でショーケースの冷媒漏れを早期発見したケース

法定定期点検の実施中にショーケース2台からわずかな冷媒漏れを検出(漏れ量は少なく温度への影響は出ていなかった)。早期発見のため修理(2台合計38,000円)で対応。「点検していなかったら夏に両方が止まっていたかもしれない」と担当者が安堵。フロン排出抑制法の点検義務(7.5kW以上)があることと、義務に関係なく年1回の点検が機器寿命と食品廃棄ロスの両方を最小化することを説明した。

よくある質問

Q. フロン漏えい点検は法律で義務付けられていますか?

A. はい。フロン排出抑制法により、業務用冷凍・冷蔵機器は定期点検が義務付けられています。管理する機器の冷媒量が7.5kg以上の場合は年1回以上、50kg以上の場合は年3ヶ月以内に1回の点検が必要です。記録を3年間保存する義務もあります。

Q. 冷媒補充後どのくらいの期間で再び漏れることがありますか?

A. 漏れ箇所の修理をせずに冷媒を補充だけした場合は再漏れが確実です。漏れ箇所の特定と修理が必須です。適切に修理した場合は5年以上持つことが多いですが、配管の腐食・振動などが原因の場合は再発リスクがあります。

Q. ショーケースの冷媒漏れを放置するとどんな問題が起きますか?

A. ①冷却能力の低下で庫内温度が上昇→食品品質低下・廃棄リスク②コンプレッサーへの過負荷→焼損リスク(修理費100,000円以上)③フロン排出抑制法違反(大気放出は罰則対象)の3つのリスクがあります。早期発見・修理が最もコストが低いです。

Q. ショーケースの定期点検は自分でできますか?

A. 庫内温度の確認・コンデンサー周辺の目視(油染み・霜)は日常管理として自分で実施できます。ただし冷媒量の測定・漏れ検知には専門機器と資格が必要です。7.5kW以上の機器は法律上、有資格業者による定期点検が義務付けられています。

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